【保存版】焙煎度合いで変わる!浅煎り・中煎り・深煎りのペーパーフィルタードリップ完全ガイド

皆さんは普段、ご自宅でコーヒーを淹れるとき、豆の「焙煎度合い」に合わせて抽出方法を変えていますか?


コーヒー豆は、焙煎の浅さ・深さによって硬さや成分の溶け出しやすさが大きく異なります。同じ淹れ方をしてしまうと、「浅煎りが酸っぱすぎる」「深煎りが苦すぎる・雑味が出る」という原因になってしまいます。今回は、浅煎り・中煎り・深煎りそれぞれの特徴を最大限に引き出す、基本のペーパーフィルタードリップ術をご紹介します!

1. 抽出の基本と共通のポイント

焙煎度ごとのコツを見る前に、まずは基本の準備と共通のポイントを確認しておきましょう。

ドリッパー: 今回はもっともポピュラーな円錐形(または扇形)のペーパーフィルターを使用します。
お湯の温度: 一般的には83℃〜93℃程度を使用しますが、焙煎度によって温度を微調整するのが美味しく淹れるコツです。
粉の粒度: 基本は「中挽き〜中細挽き」ですが、これも焙煎度に合わせて調整します。

2. 【浅煎り】フルーティーな香りと明るい酸味を引き出すコツ

豆の中にしっかりと果実味が残っている浅煎りは、コーヒーというよりも「上質な紅茶やハーブティー」のような爽やかさが魅力です。成分が溶け出しにくいため、「高めの温度」と「速いお湯の抜け」がポイントになります。

抽出の基本データ(目安)

焙煎度: ライトロースト 〜 シナモンロースト(またはミディアム)
お湯の温度: 90℃ 〜 93℃(高め)
粉の粒度: 中挽き(微粉を出しすぎないよう少し粗め〜中挽きで、お湯抜けを良くする)
粉と水の比率: 粉15gに対してお湯225g(1:15)

淹れ方の手順

1. 蒸らし(30秒): 粉全体に行き渡るよう、約40gのお湯を優しく注いで30秒蒸らします。炭酸ガスをしっかり抜きますが、浅煎りはガスが抜けにくいので優しく注ぎましょう。
2. 中心から「の」の字に注ぐ: 2投目以降は、中心から外側へ円を描くように、細く安定したお湯を素早く注ぎます。
3. 雑味が出る前に抽出を終える: 浅煎りは長々と抽出するとエグみが出やすいため、目標の量に達したら、フィルターにお湯が残っていてもサーバーを外します。

味づくりのコツ: 高温のお湯で短時間で成分をサッと抽出することで、ジューシーな酸味と華やかなアロマが引き立ちます。

3. 【中煎り】バランスの良さと甘みを最大限に楽しむコツ

酸味と苦味のバランスが良く、多くのスペシャルティコーヒーやブレンドで採用されている中煎り。誰が飲んでも「美味しい」と感じやすい黄金バランスを狙います。

抽出の基本データ(目安)

焙煎度: ハイロースト 〜 シティロースト
お湯の温度: 85℃ 〜 88℃
粉の粒度: 中細挽き
粉と水の比率: 粉15gに対してお湯225g(1:15)

淹れ方の手順

1. 蒸らし(30秒〜40秒): 約40gのお湯を注ぎ、しっかりと全体を蒸らします。ぷくぷくとかわいいハンバーグ状に膨らむ様子を楽しみましょう。
2. 2〜3回に分けて注ぐ: お湯を数回に分けてリズミカルに注ぎます。ペーパーフィルターの側面にお湯を直接かけないよう、粉の層の中央を狙うのがコツです。
3. 円を描いて均一に: 外側を避けつつ、中央からゆっくり「の」の字を描くように注ぐことで、均一なコクと甘みが引き出されます。

味づくりのコツ: 中庸な温度と丁寧な注ぎで、カカオのようなコクとマイルドな甘み、心地よい後味を引き出します。

4. 【深煎り】芳醇なコクとビターな余韻を引き出すコツ

しっかりとした苦味、ボディ、香ばしさが特徴の深煎り(フレンチローストやイタリアンローストなど)。豆組織がもろく成分が非常に溶け出しやすいため、「低めの温度」と「スピーディーな抽出」が雑味を防ぐカギになります。

お湯の温度: 80℃ 〜 83℃(低め)
粉の粒度: 中細挽き〜細挽き(ただし細かすぎると詰まるので注意)
粉と水の比率: 粉15gに対してお湯225g(1:15)

淹れ方の手順

1. 低温のお湯で優しく蒸らし(30秒): 熱すぎるお湯をかけると一気に雑味や苦味成分が出てしまうため、少し冷ましたお湯(80〜83℃)で優しく蒸らします。
2. 中心に細く、素早く注ぐ: お湯を勢いよく注ぐとエグみが出やすいため、細いお湯をキープしながら、粉の中心付近に優しく注ぎ入れます。
3. お湯が引き切る前に落としきる: 最後までお湯を落とし切ろうとすると、後半の雑味までカップに入ってしまいます。少し早めにドリッパーを外すのがプロの技。

味づくりのコツ: 低温で優しく抽出することで、イヤな苦味や焦げ感を取り除き、チョコレートやキャラメルのようなリッチな甘みとコクだけを残すことができます。

まとめ:焙煎度に合わせてドリップを変えてみよう!

焙煎度   お湯の温度    抽出のポイント    目指す味わい
浅煎り 90〜93℃(高め) 素早く、しっかり成分を出す フルーティー、爽やかな酸味
中煎り  85〜88℃(標準) リズミカルに、バランスよく 甘みとコク、調和の取れた味わい
深煎り  80〜83℃(低め) 低温で優しく、雑味を出さない 芳醇なコク、ビターで心地よい余韻

 

いかがでしたでしょうか? 同じ豆、同じドリッパーでも、「お湯の温度」と「注ぎ方・スピード」を少し変えるだけで、コーヒーの表情はガラリと変わります。
ぜひご自宅のコーヒー豆の焙煎度をチェックして、今日のドリップに試してみてくださいね!美味しいコーヒーとともに、素敵なコーヒータイムを。

焙煎度合いから選ぶ|P CABINのコーヒー豆

記事を読んで気になった焙煎度合いがあれば、そのままお選びいただけます。

シナモンロースト(浅煎り):フルーティーな香りと明るい酸味を楽しみたい方に。
シティロースト(中煎り):酸味と苦味のバランス、やさしい甘みを味わいたい方に。
フルシティロースト(中深煎り):コクを出しつつ、後味は軽やかに楽しみたい方に。
フレンチロースト(深煎り):芳醇なコクとビターな余韻、アイスやミルクにも。

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