【決定版】中煎りコーヒーが劇的に美味しくなるお湯の温度と基本の4投抽出レシピ

【決定版】中煎りコーヒーが劇的に美味しくなるお湯の温度と基本の4投抽出レシピ

中煎り(ハイロースト〜シティロースト)のコーヒー豆は、「心地よいマイルドな酸味」と「ナッツやチョコレートのような優しいコク・甘み」が最も美しいバランスで共存する、まさにコーヒーの王道とも言える焙煎度です。

浅煎りのように「強めの熱で無理やり溶かし出す」必要もなければ、深煎りのように「苦みを抑えてトゲを丸める」必要もありません。中煎りのドリップで最も大切なのは、「酸味と苦みのちょうど真ん中にある、一番美味しい旨味(甘みとコク)だけを素直に引き出すこと」です。

素材の良さを100%引き出す、中煎り専用の基本プロファイルを開設します。

1. 中煎り専用の基本レシピ(1杯分)

浅煎りよりも少しだけ温度を下げ、お湯の抜けがスムーズな比率(1:15)に設定します。

粉の量:15g-抽出湯量225g(225ml)計算しやすい15倍の比率。バランスが一番整います。
お湯の温度:88℃ 〜 90℃最重要。 90℃を超えると余計な苦みや渋みが出やすく、85℃以下だと酸味が立ちすぎます。
挽き目:中挽きグラニュー糖から少し粗めくらい。手で触ってザラつきが残る程度。
ドリッパーハリオV60 または カリタウェーブ雑味が出る前にスッと落としきれるドリッパーが理想です。

2. 旨味を綺麗に調和させる4投レシピ

トータル2分15秒〜2分45秒で落としきるイメージです。湯量を「均等に等分」していくことで、味わいに偏りのない、丸みのあるカップに仕上げます。

1投目:しっかり蒸らし
0:00 〜 0:40

【45g注ぐ】 中心から外側へ、粉全体に優しくお湯を浸透させます。中煎りの豆は適度にガスを含んでいるため、ふっくらと綺麗に膨らみます40秒間しっかり待ち、コーヒーの「味の通り道」を作ります。(※中煎りは浅煎りと違い、スプーンでの攪拌は不要です。お湯の力だけで素直に膨らませます。)

2投目:味わいのコアを抽出
0:40 〜 1:15

【+60g(累計105gまで)】 中心に小さな「の」の字を描くように、優しく、かつ途切れない細さで注ぎます。この2投目で、中煎りの持つ良質な酸味と、中心となる甘みの一番濃い部分を引き出します。

3投目:コクと丸みをプラス
1:15 〜 1:45

【+60g(累計165gまで)】 2投目でお湯が落ちきる直前に、同じペースで注ぎ足します。徐々に抽出される成分が「苦み・コク」へと変化していくフェーズです。

4投目:濃度を整えて仕上げ
1:45 〜 2:15

【+60g(累計225gまで)】 最後は優しく注ぎきります。ドリッパー内の水位が下がり、完全に落ちきる手前(泡が表面に残っている状態)でドリッパーを外します。中央に溜まった泡にはアクや雑味が集まっているため、これをサーバーに落とさないのがクリーンに仕上げる最大のコツです。

★★中煎りをさらに上品に仕上げるプロの技★★

① サーバーを回して「味を均一にする」
ドリップされたコーヒーは、最初に出た「濃くて酸味のある液体(下層)」と、最後に出た「薄くて苦みのある液体(上層)」に分かれています。飲む前に必ずサーバーを円を描くように数回回し、しっかり攪拌してください。驚くほど口当たりが滑らかになり、甘みが引き立ちます。

② 味の微調整(バランスの取り方)
淹れたコーヒーを飲んでみて、「もう少しこうしたい」と思ったときの微調整法です。

「もう少しコクや飲みごたえが欲しい」とき:
お湯の温度はそのまま、挽き目をほんの半メモリだけ「細く」してみる。

「少し苦みが強くてトゲがある」とき:
お湯の温度を「88℃」に下げるか、注ぐペースを少し早めにして抽出時間を短くしてみる。

メキシコのチアパスのセスマッチなどの「SHG(高地栽培)」の中煎り豆をこの方法で淹れると、ヘーゼルナッツやチョコレートのような優しい甘みと、オレンジのような穏やかなアシディティが綺麗に調和した、何杯でも飲みたくなる最高のマイルドコーヒーに仕上がります。ぜひお試しください!

0件のコメント

コメントを残す